炭水化物は止められない。

呑み食い大好きな1型糖尿病オタク女の我慢できない日々

一型糖尿病の私が1年間に必要な医療費

こんばんわ、なべ乃です。

今のところ、私は熱もなくインフルエンザにかかっていません。このまま過ぎ去ってくれると良いのですが…。

 

正月に高熱の彼を連れて、夜間の緊急外来へかかったのですが結構しますね。マネー(診察代+薬代)が…。私の普段の医療費と比べてはいけませんが、夜間でさらに初診だったのでより点数が高かった印象です。

皆さんは病院にかかった時、診療報酬点数を見ていますか? 今回は一型糖尿病歴2年の私が、糖尿病になったがために必要となった医療費を赤裸々にお見せしようと思います。

 

糖尿病になった私が一年に必要な医療費

例》12月の領収書より

さて、もう最初から見せちゃいます。先月の通院で支払った金額です↓↓

 

バーン!

 

はーい…、貧乏な私にとっては厳しい一万円越え…。私が通院で病院へ行くたびに、大体毎回一万円前後の金額がお財布から消えてゆきます。

 

(見切れていますが)内訳はこちら↓↓

 

この点数(医療報酬点数)から医療費は算出されています。今回の場合、

(初・再診代)124点 +(医学管理料)170点 +(在宅医療)3132点 +(検査料)597点(右端すぎて写真に入りませんでした…ごめんなさい)

=(合計)4023点

合計点数に ×10 すると医療費になります。つまり今回の場合、40230円!

最後に保険証を持っている場合、保険区分の部分は3割の負担となるので

40230円 × 0.3 = 12070円

 

まあこういった算出で、私は一万円前後の医療費を払っているわけです。

 

1年間に換算すると…

私の通院頻度は1~2ヵ月に一度です。糖尿病になって最初の1年間は毎月通院で、1ヵ月に一度、平均して1万円掛かっていました。2年目になり2ヵ月毎の場合も増え、その時は毎回1万5千円を超える医療費を払っています。

この2年を踏まえて、1年間に換算すると…

100,000円~130,000円

糖尿病の治療に必要になっています。

糖尿病は慢性病です。悪化しなくとも最低限必要な金額が上記です。特に、一型糖尿病は現在の医療では一生治らない病気と言われています。つまり、今26歳の私がおばあちゃんになるまで、毎年10万円以上を払い続けなくては健康体が保てないということです。

 

どうにか安くならないものか…

何が高いかというと…先月の内訳を見れば一目瞭然、在宅医療の点数が高いんです。

さて、詳しい内訳を見てみましょう。病院で領収書と一緒にもらう、診療明細書。ちゃんと見たことありますか? これに領収書の点数の根拠が書いてあります。

先月の診療明細書↓↓

診療明細書

 

在宅医療の区分がありました。なにやらたくさんの項目が入っていますね。在宅医療の箇所を詳しく見ましょう。

在宅医療のアップがこちら↓↓

在宅医療区分

圧倒的に『血糖自己測定器加算』の点数が高いです。『(1型糖尿病・120回以上)』と書いてあります。これはひと月に120回以上、血糖値を測定する一型糖尿病の患者に適応されるという意味です。ひと月は30日なので、つまり一日に4回以上血糖測定を行う1型糖尿病患者は毎月1490点(=14900円(保険適用で3割なので4470円))加算されるということです。

 

『血糖自己測定器加算』の点数を下げる方法 

ようは血糖値の測定回数を減らせばいいのですが、目安がこちらです。

1型糖尿病患者の場合

1 月20回以上測定する場合 350点
2 月30回以上測定する場合 465点
3 月40回以上測定する場合 580点
4 月60回以上測定する場合 830点
5 月90回以上測定する場合 1,170点
6 月120回以上測定する場合 1,490点

1型糖尿病患者以外の場合

1 月20回以上測定する場合 350点
2 月30回以上測定する場合 465点
2 月40回以上測定する場合 580点
3 月60回以上測定する場合 830点

SMBG(血糖自己測定)関連の診療報酬点数 | Japan

・1日4回から3回に減ると、

   月90回以上の適用となり‐320点(‐3200円(3割負担で‐960円)

・1日4回から2回に減ると、

   月60回以上の適用となり‐660点(‐6600円(3割負担で‐1980円)

1日あたりの測定回数が減れば減るだけ、医療費が抑えられます。

 

安くしたいのは山々だけど、重々気を付けて

血糖測定の回数が減るということは、血糖値を知る回数が減るということ。私みたいな糖尿病になってまだ数年。上がったり下がったりの血糖予測がしにくい方は、測定回数は絶対に減らしてはいけません。

目の前の安さにつられて測定回数を減らし血糖コントロールをグダグダにしては、将来的な医療費が高くつくだけです。完全に血糖コントロールに自信がある方、糖尿病を何十年も経験して先生からお墨付きをいただいている方のみに可能な節約方法です。

なりたての方、コントロールがうまくできない方は、まず血糖値を自在に操れるようになって初めて主治医の先生に相談してみてください。(私は暴飲暴食するので一生点数が減らせないでしょう…)

  

さて、今日中に更新のつもりがすっかり日が変わっています…(;^ω^)

自分が病気にならない限り、医療費の算出方法を調べようとしなかったでしょう。せっかく勉強したので、皆さんと共有します。説明が分かりずらかったらごめんなさい。コメントいただけたら修正、追加解説します。(私がわかる範囲で…)

今回は単純に一番点数の大きいところに着目しましたが、工夫次第で他にも下げられる項目はあります。医療費節約術については、いずれの機会に。

 

ではでは、血糖を測定して寝るとしますか。

皆様、おやすみなさいx