炭水化物は止められない。

呑み食い大好きな1型糖尿病オタク女の我慢できない日々

病気の娘を持つ母の後悔、父のあさっての心配

メリークリスマス! なべ乃です。

昨日は一狩りいこうぜ!! と今更モンハンをはじめてみて、画面酔いしました。更新していなくてすみません。(ちなみに映画館でも画面酔いする…)

 

今日は私が大好きなひじりんの誕生日です。(デレステのキャラクター望月聖ちゃんのことです)ひじりん、お誕生日おめでとう(/・ω・)/

シンデレラの中ではクール属性の子たちが好きです。(もちろんキュートもパッションも可愛いし大好きだけど、どうしても選ぶとしたらクール…)本当の担当は別の子なのですが、SRひじりんの美しさが私のスマホ収まりきらず、ブログにまで進出しました。担当の話はまた今度。

世間的には、イエス・キリストの誕生を祝う日ですね。ひじりんにもイエス様にも誕生には生みの親が必要不可欠です。本日は一型糖尿病になった私の私の生みの親、つまり両親のお話でもしましょう。

 

私が病気になった時

一型糖尿病は以前は小児糖尿病と呼ばれていて、二型糖尿病とは異なり幼い子供が発症する確率が高かったそうです。さいわいに私が発症したのはすっかり大人になった24歳の時でした。大学進学を機に親元を離れて早6年経ったころでした。

生まれた時から健康体で、病院と無縁だった私の初めての大病。両親はたいそう驚きました。運のよいことに比較的地元の近くへの転勤が決まっており、転勤後の入院中は母が特に頻繁に訪ねてくれました。

 

母の言葉

病気になってから母が言った言葉で、2つ印象に残っています。

 

「乗り越えられる人間にしか、試練はこない」

病室で食事に含まれる糖質量を見てインスリンの量を計算しているとき、母が私に言った言葉です。糖尿病は勉強病とも言われ、特に1型糖尿病の場合はインスリンの接種が欠かせません。インスリンの量は毎食患者自身が決める必要があり、間違うと高血糖低血糖を引き起こします。つまり食事を見て、どのくらいの糖質が含まれているかわからなくてはいけません。糖質が多い食品一覧を覚えたり、ご飯やパンなどの主食は量に対しての糖質量がわかるように勉強します

母は、糖質とインスリンの関係を理解する私を凄いと褒めました。なべ乃が病気になったのは、糖尿病に向き合うための勉強ができるからではないかと言いました。ちゃんと血糖値をコントロールできるように頑張って学ぶなべ乃なら出来るだろうって神様も試練を与えたのかもしれないね。と、初の入院で不安な私を勇気づけてくれました。

 

「丈夫に生んだつもりだったのに、ごめんね」

私は糖尿病になるまで、大きな病気をしたことがない健康優良児だったんです。むしろ昔は兄弟が入院してばかりで、いつもお見舞いに行く立場だったんです。

私が病気になったのは成人してからなのに、母は自分の生み方が育て方が何か悪かったのではないかとしばらく悔やんでいました。1型糖尿病は原因不明の治らない病気だからこそ、母はどこかに理由を探そうとしたのかもしれません。理由なんて探せば腐る思い当って、そのどれもが後悔にしかならないのに。

 

父の無自覚な言葉

我が家の両親は完全に別に暮らしています。私から父にほとんど連絡は取りませんが、母が伝えることはなさそうだったのでさすがに病気になり入院することを伝えました。父も何度かお見舞いに来てくれました。

「医学は進歩しているから、いつか治るよ」

初めての入院で、慣れないインスリン注射にあくせくしているときに言われました。きっと元気づけるつもりで言ってくれたと思うのですが、今の状況でいっぱいいっぱいのときに言われると辛かったです。今の状況が辛くて、今の苦しさをどうにかしたいのに。たまたま読んだ研究を持ち出して、曖昧な憶測でしかない希望の言葉は、私にはまったく希望にならない。言葉の中に労りの気持ちを感じていたからこそ、素直に受け止められない自分に苛立ちました。

 

インスリンは打たなくていいのか?」

父の場合は特に、退院して適応障害になって以降、よく顔を見に来てくれるようになりました。その際一緒に食事へいくのですが、いっつも言ってきます。まだ食事を頼んだだけで来てはいないのに、どのくらいの量くるのか分からないのに。心配はわかるけれど、食事の度に異常に連呼されるので苛立ってしまいます。

 

「別の糖尿病の人に聞いてみたんだけど…」

心配して他の人に聞いてくれるのはうれしいです。だからといって、その人が平気なことが私も平気なわけではありません。その人ができることが私ができるわけでもありません。インスリンが痛くない人もいるし、量の調節がうまい人もいます。高血糖で気持ち悪くならない人もいます。でもその逆もいるんだよ、お父さん…。

悪い人ではないけれど…

優しさがどこかズレて、無自覚に周囲を苛立たせてしてしまうのが私の父です。

 

この両親のもとに産まれて

両親は私が大人になって病気になったこともあって、ちゃんと1型糖尿病を理解してはいないと思います。なかなかうまくいかない血糖コントロールに苦悩していることも知らないと思います。

それでも、私を前以上に心配してくれているのはわかります。父は相変わらずあさっての発言ばかりだけど気にかけてくれてるのも分かるし、母はわからないなりにも相談に乗ってくれます。もちろん不満もあるけれど、それはお互い様だと思うので。私を生んで育ててくれてありがとうお父さん、お母さん。よいクリスマスを過ごしてね。

 

恥ずかしくて顔を見ては言えないから、ここにしたためます。

みなさんもよいクリスマスを!

なべ乃でしたx