低血糖は死と隣り合わせ
こんばんわ、なべ乃です。
昨夜、今年初の低血糖を起こしました。いつものごとく、捕食を食べすぎました…。寝る前の低血糖は、どうしても補いすぎてしまいます…。
さて、今日はそんな低血糖のお話です。
血糖値が高いの（高血糖）がダメなら、低ければいいんでしょ？
というわけにもいかないのが人間の難しいところ。
低血糖とは？
低血糖状態は血液中に糖が足りない状態です。数値的なことを言うと、一般的には血糖値が70mg/dL以下になると症状が現れます。
血糖値が増えすぎてもなかなか気づきませんが、足りないときはすぐに危険信号を発してきます。それだけ身体にとっては危機的な状況なのです。
ちなみに高血糖については、過去にまとめています↓↓
低血糖になるとどうなるの？
血液に糖がなくなるとはつまり栄養がなくなること。各臓器も脳も急速にエネルギー不足に陥ります。気付かず放置すると最悪の場合死に至ります。
どうして低血糖になるの？
糖尿病患者には血糖の吸収を助けるインスリンを体外から注射で補っている人がいます。私も一型糖尿病と診断されてからはインスリン注射を欠かさず打ってます。インスリン注射には量の計算が必要なため、例えば①食べた糖質よりインスリン量が多かったり、②食べ物の吸収が遅かったり、③インスリンが遅れて効いたり…と血糖値をうまく調整できなかったとき低血糖になることがあります。
そのため注射治療を開始する前や薬による血糖の低下が伴う場合、必ず低血糖の説明と対処法をレクチャーされます。闘病している患者にとって、低血糖は日常と隣り合わせの出来事です。
また糖尿病でなくても、低血糖は誰にでもなる症状です。長時間の運動をしたとき、朝から何も食べていないとき、頭がぼーっとしたことありませんか？ そんな時、脳は栄養不足を訴えています。頭を使って疲れたとき、甘いものが欲しくなると思います。それも血糖値が下がり始めている合図の一つといえます。
低血糖症状が現れた時の対処法
甘いものを食べましょう。特に良いのはブドウ糖。ブドウ糖を取りましょう！ ブドウ糖は身体で分解する必要がなく、すぐにエネルギーになってくれます。『三月のライオン』という漫画で棋士の方が対局中のおやつタイムにブドウ糖をとっている場面があります。思考で疲れた脳に直接栄養注入というわけですね。なのでクッキーでもコーラでも良いのですが、一番おススメはブドウ糖です。
ブドウ糖、今は薬局なんかで普通に手に入ると思います。タブレット型のブドウ糖、飴と同じ扱いで売っていませんか？ 勉強で疲れた時なんかにも、補給としておススメです。
ただ、私の場合はブドウ糖の代わりにラムネを食べています。見てください、ラムネってブドウ糖90％なんです！
商品にもよりますが、原材料表記の一番最初がブドウ糖であれば代わりとして大丈夫なはずです。
ラムネの方が安価でコンビニでもどこでも手に入り、後味も甘みが残らずスッキリするので、私は低血糖のときラムネ10粒ほどを食べるようにしています。（二日酔いにもラムネはいいぞぉー？）
私が経験した最悪の低血糖
つい先月ですが、酔っぱらって注射を打ちすぎ、死の淵を見ました。
明け方に向かって急激に下がっています。この時、ラムネを食べても食べても血糖値が下がり続けました。測定器の表示が『LO』（低すぎて測定不可）になり、眠気なのか何なのか意識が遠のいていました。無我夢中で新品のラムネ３つ開封して、やっと持ち直した時には空が明るくなっていました。
血糖値が上がってから安心して倒れるように寝ると、昼頃寒気で目が覚めました。はかるとまた『LO』の表示でした。再びラムネを食べ、菓子パンを食べ、おにぎりを食べ、食べすぎたようで急上昇です。
低血糖症状は一度でもかなりしんどいものです。一度の低血糖で、数年間の高血糖並みかそれ以上に身体に大きな負担がかかっています。私は今回、たまたま救急車を呼ばずにどうにかなりましたが、血糖値が『LO』になった時には迷わず救急車を呼ぶことを推奨します。
というわけで、今年はお酒を飲みすぎない！
禁酒は誓いきれない酒飲みなべ乃でしたx
